[2022/06/23 訪問]
岩手県北の街、久慈。盛岡から遠いイメージがあるが、長距離バスだと2時間くらい。鉄道となればかなり遠い。山田線で宮古に移動し、そこから三陸鉄道・・・今は便利で、こういったバスが多いのは助かる。
2022年6月。既にドラマ「あまちゃん」の放送から9年も経過している。それでも多くのモニュメントが駅前にある。この田舎の最果ての地に多くの観光効果をもたらした。が、わたしにとって久慈は「千草」一択。新横浜ラーメン博物館の出店によりその存在を知り、この日はラーメンだけのためにはるばる二戸経由で1時間ほどバスに揺られてやってきたのだ。
和食屋っぽい店内。カウンター席の他に、テーブルが6つほどあるのだが、開店直後で既に満席。ラーメンは綺麗なスープで、鶏のみ使用している。縮れ細麺が心地よいし、具材も申し分なし。何より感動が勝る。やっと食べることができたと。それと、接客やその仕草が良く、このマスターの人柄が伝わってくる。こういうのは非常に学びになる。最後まで気持ちよく食事することができた。
久慈駅前は決して都会ではない。静かな街だ。「千草」だけは混雑していたけど、美味しいラーメンを頂いてお店を出ると、街が静寂に包まれている。この日は平日だったのだが、週末は相変わらず聖地巡礼のファンがやって来るのだろうか。ドラマに対する愛が街のいたるところにあり、それでも喧騒とはかけ離れた久慈の街が妙に気にいってしまった。
<2025/10/13 記>

らーめん。ちなみにカツラーメンも人気。他に山菜・ワカメ・ネギザーサイなど具は多数あり

鶏ベースのスープは、シンプルに思わせながらもかなり深みのあるコクで、蓮華が止まらない中毒性がある。
黒胡椒で味を引き締めるも良し、頼めば出してくれる豆板醤での味変も可能

自家製麺はやや太めのちぢれ麺で、モチモチした食感。大盛りで頼むお客さんが多かった

チャーシューも鶏肉。鶏の旨味がよーく染みている。モモはかなりしっかりした食感。歯応えしっかりした大きめメンマも良い

店舗外観
らーめんの千草 |
〒028-0062 岩手県久慈市二十八日町1丁目10 |