[2022/05/29 訪問]
かつて福井のラーメンの代表格といえば「がんこ」だった。まず、まさかの「元祖一条流がんこ」の二代目がここ福井市に君臨していたのだ。しかも何故か、クレープ屋さん「クレープBON」の間借り的な営業形態。2008年、実は一度お邪魔したのだが、その際は「今はラーメンやってないんだよ」とご主人より謝罪を受けたのだ。何故か片手にラーメン丼持ってたけどね。今は営業しているのかは不明。ちなみにクレープは美味しかったです。また、「雅」というがんこの分家もあったがこちらは閉店。いやぁ、いずれのお店でも食べたかったが仕方がない。
ちょっと熱く語ってしまったが、そんな「がんこ」にゆかりのある福井市、「いちろくらーめん」はかつてがんこ出身だった「いちや」の姉妹店だという。こちらも「ハピリン」に店舗を構えている。出てきた丼のビジュアルは「いちや」を彷彿とさせるもの。なので、クラシックな「がんこ」とはかなり見た目は異なるのだが、麺やスープの方向性は「がんこ」と共通で、これが福井で食べられるとは感慨深い。
強い塩辛さとダシは酔後に頂いても食欲がわいてくる。武骨な「がんこ」をシャープに仕上げつつ、力強さを極力主張した一杯だった。
<2025/10/03 記>

青唐辛子らーめん醤油細麺まごころ。「まごころ」とは背脂中間の、いわゆる”チョッテリ”

熱々のスープはキレがある

麺はシコシコ細縮れ麺。スープによく合う

チャーシューは柔らかく、メンマはコリコリ

青唐辛子は相当辛いけど、このスパイシーな旨味と酸味がたまらん。
もちろん、卓上のニンニクをぶちこむのもオススメ

店舗外観
いちろくらーめん 福井駅前店 |
〒910-0006 福井県福井市中央1丁目2−1 ハピリン2F |