まほろば(福井県福井市)…福井ラーメンの新時代の一杯

まほろば(福井県福井市)…福井ラーメンの新時代の一杯

[2022/05/28 訪問]

福井県内のラーメン事情は、ここ近年になってから徐々に進行してるように見受けられる。敦賀のラーメンはもとより、新幹線の開通により「武生の中華そば」がひとつの名物としてもてはやされている。そして福井市内にも、新しい店が徐々に増えてきている。
「まほろば」は福井市内でも屈指の人気店。花堂エリアにある。わたしはバスで訪問した。昼時ということもあり並んでいたが5名程度、運が良かったのでしょう。

福井の「さる」と、石川県の「そらみち」という店ががタッグを組んでできた店。コロナ禍のご時世で、並び用の椅子を離れて配置している気配りが嬉しい。こういうきめ細やかな対応ができる店は間違いない。店内も清潔で申し分なし。申し分ないというならばラーメンそのものも、まさしく極上の仕上がりだ。鳥白湯・泡白湯・煮干の3種類をメインメニューにしている。どれも美味そうだ…

しかし、胃袋に限界があるのでラーメンは1種類しか頼めない。のだが…ついご飯ものも頼んでしまった。すっきりしつつ旨味の強いスープにロース玉ねぎ丼、そしてビールまで頼むとは、なんて贅沢なひと時。そしてこのスープの美味さ。福井のラーメンの新時代を感じさせる名作だった。

<2025/10/01 記>

鶏醤油。尼崎の某名店(閉業)を彷彿とさせるビジュアルだが、影響を受けているらしい

麺はツルツルと程よい喉ごし

醤油ダレとダシ、鶏油いずれもその主張が強く、しかしながらバランスも良し。やや強めの酸味は生姜ベースなのか…詳細不明だが引きの強いスープだ

大きめのチャーシューと、穂先メンマも素晴らしい仕上がり

ポーク玉ねぎ丼はそのまま食べてもおいしい

こんな風にスープに浸して食べると最高です

店舗外観

まほろば
〒918-8026
福井県福井市渕4丁目207−207 社中央ビル