[2024/09/07 訪問]
有田市(”ありだ”と読みます)の代表駅である箕島は、和歌山駅から各駅停車で30分ほど、特急くろしおだと20分ほどと近い。本数は別として…
夕方、箕島まで移動し、有田川を渡る。丁度夕焼け時間で美しかった。今度は川沿いをひたすら東へ進む。歩くこと20分程度、とうとうやってきた「清乃」の本店。近年、近所から店舗を移転したらしいのだが、まさかのパチンコ屋の敷地内であった(とはいえ、個人経営のお店がゲームセンターはじめこういった施設に設けられているケースは決して珍しくはない)
何せ、かつて日本一と称されたラーメンだ。大行列も覚悟していたが、運が良かったのか不明だが並びなく、カウンターに案内された。お客さんもそれほど入っていなかった。ただ、店を出る頃にはバイカーなどが入店していて、恐らくあの後は混雑したのではないか、と想定される。
そのお客さんのほとんどは、当時の限定麺であった「まぜそば」を頼んでいたが、これが太麺ということで提供までに時間がかかるのだろう、なんとわたしのラーメンが予想外に早く提供された。
暑い中、箕島から20分の徒歩は決して近くはない。しかし、この極上のラーメンを食べるためならなんてことはない。何ならもう一杯…何か食べても良かったかも…と思う位に感動した。
<2025/09/23 記>

角長しょうゆ匠。清乃のスタンダードといえる一杯

湯浅の角長(かどちょう)醤油を使ったスープは醤油元来の旨味がストレートに伝わり、ダシの旨味もしっかり相まっている。しつこさ・クドさは皆無で、中毒性が凄まじく強いスープ

自家製というムチムチの太縮れ麺が秀逸すぎる出来映えで、これがラーメンのみの提供というのは何とも贅沢だ(つけ麺がないので…)

チャーシューは薄切りだが弾力も旨味もしっかり体感できる

メンマは細切りタイプ

店舗外観
和 dining 清乃 本店 |
〒649-0314 和歌山県有田市野510 |