[2013/11/27 ほか多数 訪問]
東京都葛飾区、立石。今や言わずと知れた、安くて美味い居酒屋が軒を連ねる街。わたしも何度も足しげく通った。この記事を書いている現在から数えて、もう17年も入り浸っている。流石に付き合いの古い街となったのだが…実は、この立石という街に初めてお邪魔したのは「けんけん」というラーメン屋にお邪魔するため。多分、2002年だとか、そのあたりに初訪問したのではなかろうか。
2000年代初頭のラーメンブーム、当時のラーメン特集雑誌はやれ96年組やら若き天才やらが軒並み掲載されていた時代、そんな中に漏れなく掲載されていたのも「けんけん」だった。しかしこちら、夜から深夜にかけての時間帯の営業ということで、遠方からの訪問は難しかった。何とか時間を作って夜の立石に降り立ち訪問。線路沿いに灯される黄色い看板、兎に角醤油ラーメンのスープが好みだった。
その後…2009年以降、わたしは立石に「居酒屋」ばかりを求めて足しげく通うことになる。月に一度の土曜日、昼間から飲んで夕方にはヘロヘロになり、また電車で自宅に戻るわけだから、そんな日はラーメンに辿り着くには難しく、ましてや「けんけん」のような美味しいラーメンは、酔わぬ状態で頂きたい…こんなジレンマにより、再訪問がまたも難しくなった(ま、わたし個人の都合ですけどね)
コロナ禍の際は、飲食営業はやめ、テイクアウト専門で一時期やられていた。料理が達者なマスターなのだからこういったおかず類も無論美味かった。ラーメン以外にももう一つの看板であるお粥に、ガッチャンといったアテメニューも人気。この2つは、売り切れることも多々ある。
今は…梯子酒の最後ではなく、ここ1軒だけを目的にお邪魔することが多くなった。瓶ビール・チューハイ・ウーロンハイを頼んで〆の麺、ではあるのだが、酒を飲んでから頂いてもべらぼうに美味い(あの頃は否定していたのによ)わたしにとって大変思い入れの強い店のひとつだし、まさに立石を代表するラーメン屋だ。
以前は深夜1時まで営業していたが、今は閉店時間が早くなった。特に土曜日は並ぶことも多い。酔客が多く、待つことも少なくない。来られる際は覚悟を。
<2026/09/06 記>

けんけん香麺。この店一番人気にして、代表作。清湯スープに、たっぷりのニラキムチと香味油が加わり、大変食欲をそそる一杯。いきなりニラキムチは混ぜずに、まずはスープを楽しみたい

その一方で、わたしが頻繁に頼むのがデフォルトのらーめん。スープは動物系と乾物を用いているそうだが、やはり乾物ダシが特徴なのだろうか、深みと強い旨味で、何杯も食べているけどちっとも飽きない。麺はラーメンだと細めの縮れ麺。適度に強い弾力のチャーシューと、シャキシャキのほうれん草。
けんけん香麺には入らないのが揚げネギで、この香りがたまらず、香麺・らーめん双方に魅力があるのだ

が…困ったことに、この店、醤油だけではない。これまた看板メニューの下町味噌ラーメン。中華鍋で味噌・もやしや野菜と炒めるスープ、最後にネギと肉をもっさり乗せてくれる。酸味のある味噌の旨味。チャーシューやメンマは入らないものの、もやしや肉の量が十分に多いので満腹になる

エビワンタンメン塩味。トッピング一番人気のエビワンタン。エビがプリップリで味も食感も見事。5個も入る。チャーシューが入らず、ライトに〆たいときにもグッド。唯一、塩味を選ぶことができるメニューでもある

辛味噌香麺。ただでさえ「けんけん香麺」が食欲そそるメニューだというのに、このニンニク風味の辛味噌ははっきり言って反則級の美味さだ。個人的にはニラキムチよりもこの辛味噌が好き

辛味噌ラーメン。こちらは味噌ラーメンに辛味噌をトッピングしたもの

辛しつけ麺。下手したら、一番頼んでいるかもしれない、超お気に入りメニュー。ラーメンよりやや太めの麺で、味濃い目で唐辛子がうんときいたつけダレ。メンマ・肉・ほうれん草が入る。ニラキムチや辛味噌とはまた異なる旨味の引力。昔はこれに、辛味ねぎ(ラー油まみれで激ウマ)をトッピングして頂くことも多々あった

油香麺。油そばの、香麺(ニラキムチ入り)バージョン。辛味噌も加わり、油そばとして非常に完成されたメニュー。これも人気がある

絶頂辛し麺。この店ぶっちぎりの激辛メニュー。確かに辛いのだが、一味が良いものなのか蓮華が進むし、加えて卵やネギの存在が「辛いだけのスープ」に留めず、まぁ加えてやっぱりスープの軸が優れているのだろう…兎に角ガマン系メニューではないことだけは確かだ

夏季限定、トマトつけめん。冷静のトマトテイストのつけダレに、最後にコーヒーフレッシュ?を加えて提供される。トマト風味の味わいはこの店では珍しい、夏の風物詩

セットのお粥。貝柱などの強い風味が印象的で優しい口当たり。これも人気メニューで単体注文も多い。が、やはり麺類とのセットオーダーが多い。エビワンタンのトッピングもオススメ

ガッチャン。所謂豚のホルモンを中華鍋で炒めた、劇的に食欲をそそるメニュー。味噌ダレで炒め、たっぷりのネギと辛味噌を添えて提供。心地よい強靱な歯ごたえ、後半は卓上のお酢で酸味を加えるのも良い

塩ガッチャン。塩味でライトに炒めたバージョンで、レモンが加わる。こちらはさっぱり頂ける

肉もやし。これまたモッサリと大量に盛られた肉、これは味噌やつけ麺の具にもなるので美味いのは間違いない。ニラキムチと一緒に頂く。もやしはナムル状に調理されている。肉ごぼうがまた美味しい。ガッチャン売り切れ時に頼みがちだが、ハナから頼む場合もある程お気に入り

白菜キムチ。スピードメニューだが、何気にラーメンスープにもマッチする。お粥にもベストマッチらしい

かつてのテイクアウトメニュー

かつてのテイクアウトメニュー

かつてのテイクアウトメニュー

かつてのテイクアウトメニュー

かつてのテイクアウトメニュー

かつてのテイクアウトメニュー。いずれも現在は提供しておらず、テイクアウトメニューはレギュラーメニューに限定されています
| 麺・粥 けんけん |
| 〒124-0012 東京都葛飾区立石1丁目14−4 |