[2003/11/01・2011/09/17 訪問]
静岡の熱海は言わずと知れた日本屈指の温泉処。東京からのアクセスが良く、海もあり、伊豆観光の拠点ということで年中多くの観光客で賑わっている。熱海は二度ほどお邪魔した。駅を降りて右手にある商店街はいつも多くの客でごったがえ。もう少し歩いて海沿い、お宮の松や「金色夜叉」の貫一お宮の像が佇むビーチの方が落ち着く。ここも観光客は多いが、駅前に比べたら騒がしくはない。
「わんたんや」は、ここから更に南下したところにある。かなり遠い。そして、いつも行列だ。2011年訪問時は15時過ぎなので行列は無かったが、それでもカウンター残2席のみだった。
その名の通り、ワンタンメンがイチオシ。ここのは具は過剰に多くなく、「雲を呑む」の表現に相応しい。しかしスープ・チャーシューも非常に美味しい。麵も含め、いずれも個性を感じさせるが、バランスも良い。
駅前の喧騒から離れたこの界隈は、他にも粋な洋食屋や喫茶店なんかもある。細い路地も多く風情がある。実は熱海でご飯を食べたことがあるのは「わんたんや」のみ。熱海は何だか俗っぽい印象なんだけど、この記事を書くにあたり振り返ると、また熱海にお邪魔して、他にも色々食べ歩きしてみたいもんだ。
<2025/10/04 記>

ワンタンメン。豚ガラ・鰯を用いているという醤油味のスープは非常にアッサリしている。
ツルツルとした細麺や肉厚でジューシーなチャーシューも美味、チャーシューメンも絶対に満足するであろう。夏場は冷やし中華もあり

2003年当時は餃子もあった。縦長の巨大サイズでこれも美味しかった。今は残念ながら提供されていない模様

店舗外観(2003年11月)
わんたんや |
〒413-0014 静岡県熱海市渚町10−14 |