酒菜 桔梗屋(鳥取県米子市)…燗酒と料理の殿堂は米子にあり、要予約の超名店

酒菜 桔梗屋(鳥取県米子市)…燗酒と料理の殿堂は米子にあり、要予約の超名店

[2014/07/25 訪問]

鳥取県、米子には岡山から伯備線に乗車するか、米子空港経由で訪問するのがほとんどだが、この時は青春18きっぷによる鈍行移動の3日目、京都から山陰本線を経て訪問した。2度目の米子だが、夜の飲食は初めて。角盤町というエリア、米子駅から徒歩15分とやや離れている。高島屋もある。そして洒落た飲食店も幾つか見受けられる。

「桔梗屋」は、そんな角盤町にあるお店。夜ということもあり、ちょっと判りづらい黒塗りの入口なのだが、扉を開けるとまさに別世界・・・L字のカウンターに、ちょこんとわたし用の座布団が敷かれていた。そう、金曜というのと、人気店と伺っていたので万が一に備えて事前予約していたのだ。燗酒は大丈夫ですかと問われ期待がかかる(勿論ですよ)。酒は山陰の名酒ばかり。玉櫻・辨天娘・日置桜・・・今となっては愛飲している酒なのだが、思えばきっかけを与えてくれたのはこの店なのかもしれない。冷酒は「仕方なく」置いているとはご主人の弁。燗酒至上主義なのだ。

コース料理も、次々と美味いものを提供してくれる。ここのご主人、なんと近江八幡の名店「招福楼」出身なのだ。いつか行きたいと思いつつ高額で・・・が、それよりも安価かつ、それでいて質の良いメニューを提供してくれる。「型に拘らなければ、良いものができる」とおっしゃっていた。しかし、柔軟な発想が無ければこのような提供はできないだろう。
ご主人・女将さんの接客も非常に心地よく、お二人ともよく笑うのだ。ちょいと酔ってしまったのに対し、気遣って頂いた。店の空間も素敵で、例えばお手洗い一つとっても素晴らしいのだ。米子に来たならまた再訪問したい名店だ。

<2025/12/05 記>

トマトと茄子のお通しでビールから頂く

鯖寿司。これの前につぶ貝も頂いた

汁物でいったん落ち着く。既に日本酒は進んでいる・・・

イカのお造りにも舌鼓。やはり山陰のものなのだろうか

サクッと揚がったコーンの天ぷら

小鉢を盛り合わせたもの。これもコース料理の1つに過ぎないとは・・・これだけでも十分のグレード

焼き魚は鰆でした

炊き出し。どのメニューも強烈なインパクトがあるわけではないが、日本酒の友として、季節の一品料理としての存在感・主張が強いのだ

蜆の味噌汁に、香の物(ラッキョウ)のついた味付け飯。そして最後に桃のデザートを頂く

一杯目は玉櫻。程よい燗のつけ具合が嬉しい。やや優しめな味わいで、1杯目としては宜しい

辨天娘は熱燗で。食中酒として相応しい味わい

日置桜(内田米バージョン)。無農薬・無肥料で作られたこの米で作られる酒は大変貴重で、勿論味も素晴らしいのだが、それだけでは語れない重厚なものを感じさせる。
この酒が出来上がるまでのエピソードを、御主人が熱く語ってくれた

どぶビアー、サービスで頂いた。どぶ酒をビールで割って飲む。これが美味いのなんの・・・ご主人と乾杯させてもらいました。その後、東京の行きつけでも同じの出せる?と聞いたらできますよ!と。日本酒好きには定番なのかも

店先のこいつが目印です

酒菜 桔梗屋
〒683-0812
鳥取県米子市角盤町2丁目63−2